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105.2号 デロリアン DMC-12
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◆クラシックカー、スーパーカー総合研究所◆ 第105.2号
発行日:2005年5月17日
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このメールマガジンではバリバリ売れ筋のティーダ、環境に優しいパッソ
などの現行一般受け自動車には目もくれずに、
輸入車、さらに一歩突っ込んでクラシックカー、スーパーカーを皆さんと一緒
に紹介、再考していこうという物です。
紹介するのは
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'70年代までをメインとしたマニアックなクラシック、ヴィンテージ車、
'70年代半ばからブームになったスーパーカー達、
さらに'90年代から現在に至るまでのハイパフォーマンススーパースポーツ、
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・・・などなど、
一部日本の旧車も交え、総じて言うと『コレクターズカー』と呼ばれる古くな
っても価値を見出されて、解体にならない名車を取り上げていきます。
<<過去の紹介車種>>
●ロールスロイスシルバークラウドからピンツガウアーまで、
様々な本編車輛とバックナンバーの画像はこちら
→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/backnumber.htm
【ご挨拶】
皆さんこんにちは。
わたくし事で恐縮なのですが、GW中に、以前から調子が良くなかった父を亡
くしました。
流石に私も数日間しんみりとした雰囲気に浸りましたが、そうとばかりも言っ
ておられませんからね!
メルマガも気付けば半年ほどまともに配信していません。m(_ _)m
父のことばかりが原因ではありませんでしたが、一刻も早く落ち着きを取り戻
し、通常配信出来るように努めます。
さて、今年3月にジョン・Z・デロリアン氏が心臓発作で亡くなったのは記憶
に新しいところ。
今回は哀悼繋がりで彼の車を取り上げたバックナンバーを改訂版として復活さ
せてみます(早いもので取り上げてからマル2年経過しています!)。
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■■■□ 第105.2回
■■□ 【デロリアン DMC-12】
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映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」でタイムマシンになっていた車、
と言えば誰もがピンとくるのでは?
「デロリアン」はメーカー名。
デロリアンで製造された車種が「DMC-12」です。
たった3年で1車種のみで終わってしまった為、単に「デロリアン」といって
もこの車を指します。
クラシックという年代でもなく、内容もスーパーカーでもない・・・
少々キワモノっぽく言われたりもしますが、立派なコレクターズカーで、熱烈
なファンが世界中に居ます。
私も過去に数台扱ったことがあり、そのおかげで「珍しい車を扱う」とかなり
認知されました。
生い立ちですが、
GMの副社長をしていたジョン・Z・デロリアン氏が自分の理想実現の為にそ
の地位を捨て、
1974年にデロリアン・モーター・カーズ社を立ち上げました。
たくさんの投資家やイギリス政府から多額の資金を集め、北アイルランドに大
きな工場をつくり1978年より操業を開始しました。
1981年、DMC-12が完成し、リリースされます。
しかし価格面や信頼性の問題から商業的には成功せず、
1982年には英政府からの資金の打ち切り、追い討ちをかけてデロリアン氏
が麻薬容疑で逮捕されるなど、様々な問題が重なり倒産、
1982年12月を最後に製造を中止し、会社は短命に終わっています。
総製造台数は約8500台です。
映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」で世間に大きく知れ渡るのは
1985年の事でした。
一番の特徴はそのスタイリングでしょう。
大きく目を引くガルウイングの採用と、無塗装のステンレスパネルによる外装
の処理が世間の車と大きく違います。
デザインは当時イタルデザインの鬼才ジウジアーロによるもので、当時のジウ
ジアーロらしい直線を基調としたものになっています。
ロータスエスプリやいすゞピアッツァに共通の処理が多く見られますね。
ロータス製のバックボーン・フレームをベースに、ほぼFRPで出来たインナ
ーボディにステンレスの外板を付けたような構成です。
エンジンはPRV(プジョー、ルノー、ボルボによる共同開発。頭文字を取っ
ています)の2.8L、V6、OHVで135馬力。
これをリアにマウントしてRRレイアウトとなっています。
内装はレザーの2シーター、RRですが後部には人は乗れずラゲッジスペース
となっています。
バリエーションが豊富な車ではなく、選択肢は;
ATか5速マニュアルか、
内装色は黒かグレーか、
くらいであとは微々たるオプションのみでした。
シフトや内装色でどっちが人気ということでもないのですが、僅かな内容の違
い、好まれる年代などは存在します。
年代による外観の違いがボンネットの形状で、非常に乱暴で大雑把な分け方と
して;
1型 81年の初期の物、ボンネットのFガラス側に給油用のフラップがある。
両端、フェンダーのラインに沿ってプレスラインがある。
2型 81年の後半の物、給油用のフラップが無くなっている。
3型 82年の物、プレスラインも無くなりノッペリとしたフラットな板に。
4型 83年、D側の先端に「Delorean」のエンブレムが付く。
となっています。
が、なにぶん大雑把ですし、ファクトリーからでもそうでない物もアリです。
また、ボンネットは交換可能な物ですのであくまで見分け方の目安です。
正確な年式はVINから判断出来ます。
短命で終わっているその性格上、モデル末期にはコスト削減の跡が見られたり、
寄せ集めの部品で作られている上に作りが雑、などが見られます。
その為にマニアの間では'82年、83年はあまり好まれません。
デザイン上のアクセントであったプレスラインがコスト削減を理由に無くなっ
たのも末期モデルの人気を下げているようですね。
製造が一番多いのが81年なのですが、その中でも珍しいフラップ付きか、少
し経って製造が安定した頃の物がやはり好まれています。
AT、マニュアル車、ともに乗ってみましたが、私の感想としては135馬力
の割に意外と良く走りストレスを感じるほどではありません。
(車の性格上スポーツカーではありませんので、過度の期待は禁物ですが。)
ステアリングがパワーアシストではありませんし、操る楽しみ、という車でも
ないのでお勧めはATですかね。
ただ、メーカーはアメリカですが、工場の場所からイギリス車のような感覚(悪
い時代の)で信頼性は低く、あちこちマイナートラブルも多い車種です。
またキワモノ扱いですから名を聞くだけで怯えて触りたがらない整備工場もあ
ります(笑。
ある程度の知識とコネを持っておかないと、小さいトラブルでも壊れたら長期、
となってしまいます。
チョット工夫すればPRVエンジンは他車でも使われていますし、ボルボディ
ーラーで手に入る新品部品もあります。
他車で共通の部品を見つけたり、修理部品はオリジナルに拘らずに日本の物を
使ったり、などの工夫はこの車でも健在の「手」ですね!
ちなみに豊橋に私もお付き合いしている専門の業者さんがおられ、時間は少々
掛かりますが良い仕事してくれます。
価格相場は81年物で300~350万円くらいが多く、450万円とかいう
と高い業者さん価格だと思います。
入手難易度は「★★★★☆ 4」でしょうか。
写真ではシルバーカラーとあまり変わりませんが、太陽の下でのステンレス地
の実際の輝きは車としては異様な感じです!
更に2m近くある車幅で1.14mの車高と乗り降りの際の上に跳ねあがるガ
ルウイングで、目立ち度は千万円級のスーパーカー並です。
覚悟してから買ってくださいね(笑
★関連バックナンバー
33号 ロータスエスプリ
→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back33.htm
83号 ブリックリンSV-1
→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~atc/back83.htm
Delorean DMC-12
ボディーサイズ: 4267×1857×1140mm
ホイールベース: 2408mm
重量: 1288kg
駆動: RR5速 or 3AT
エンジン: 水冷V型6気筒SOHC
排気量: 2849 cc
ボア×ストローク: 91×73mm
圧縮比: 8.8:1
燃料供給: ボッシュKジェトロニック
最高出力: 130ps
最大トルク: 21.21Kgm
燃料タンク容量: 51.6L
最高速度: 200km/h
サスペンション前/後: 不等長ダブルウィッシュボーン
/トレーリングラジアスアーム
ブレーキ(前/後): ディスク/ディスク
タイヤサイズ: 前195/60HR15 後235/60HR15
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◆◆◆ヤフオクぶらり漫遊記♪
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ここでは名品、珍品の巣窟と言われるヤフーオークションの出品物を幾つか取
り上げてみたいと思います。
◆昭和28年製 クロガネ 三輪自動車 バーハンドル◆
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e47519729
今回は本編からのキワモノ(?!)の流れで、「なんじゃこりゃ~!」と松田優
作でなくても驚く珍品シリーズです。
まずは『くろがね』。3輪といえばダイハツ、マツダが主流のようですが、名が
現在に残っていないだけにくろがねは面白く魅力的です。
でもホントにヤマト運輸で運んでくれるの?
売切り ドラッグマシーン パイプフレーム
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/78472063
こんな出品も面白いですね!
専用フレームに日産の名機VG30が載っています。
残念ながら始動しないようですが、ドラッグ仕様のエキマニがどんな音を出す
のか楽しみな感じですね!
超希少!!ダッヂ・ラム キャンピング・コンバー・6輪期間限定!
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/78451607
やはりタイヤの数が4本以外というのはインパクト大です!
色もキレイですし良いですね!
堅くない仕事のVIPが移動に使ったり、人+カートやバイクを運んだり、サ
イドに大きく看板を入れてデモカーにしたりなど使い方も色々考えられるので
はないでしょうか。
"売り切り"も魅力的です。
希少ワンオフ陸を走るマリンジェット☆水陸両用車?!実動売り切り
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e47127824
何だか見たことのある背景で・・・、ありゃ?こりゃ私の出品だ(爆。
クラシックカー、バイク以外にも珍品路線もまっしぐらで地元ではキワモノと
言えば私がまず疑われています・・・(^^;
一応どれも自分で乗るのですが、コレは異様な雰囲気と世間の視線が強すぎて
まともに走れませんでした。
他にも3輪トライクのモンキーなんかも出していますよ。
●●━…━…━…━ あなたも書いてみませんか? ━…━…━…━●●
この手の「この1台!」はそれぞれ思い入れの有るオーナーやマニアなど
皆さんが知識、経験など勝っているモノです。
あなたの愛車のバックグラウンドやウンチクを原稿として書いて見ませんか?
もちろん憧れの車や興味のある車種でも結構です。
好き嫌いや故障しがちな弱点、クセなども含めて頂けると面白いですね。
◇現在もれなく寄稿に対してプレゼントあります!◇
なにぶん物が物だけに書籍によって情報が違ってたりという事もよくあります。
双方向でお互いに情報交換や指摘、手助けなどが出来るメールマガジンになれ
ばいいなと考えています。
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自動車輸入取り扱い業務に付きましてはHPに詳細を載せております。
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